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NGO「国境なき子どもたち」

先日、同じアパートに住んでいるmakiちゃんのお誘いで、
バッタンバンにあるNGO「国境なき子どもたち(Knk)」の
施設を見学させてもらいました。

Knkはアジアを中心に約10ヶ国ほどの国々で活動している
大きなNGO団体ですが、ここ、カンボジアのバッタンバンでは
15歳~22歳の青少年に自立支援を行なっています。

対象となる青少年は主に↓↓
・ストリートチルドレン 
・人身売買の被害者 
・暴力や性的被害に遭った青少年 
・極貧家庭出身の青少年
・法に抵触した青少年等

カンボジアには幼い子どもたちを支援する孤児院はたくさんあるけれど、思春期である15歳以上の子どもたちを支援する施設はほとんどないのが現状らしいです。

15歳ぐらいになれば自分で生きていけるって判断されるのか、幼い子どもたちの支援で手がいっぱいでそれ以上の子どもたちを支援する余裕がないのか、思春期というデリケートな年代を受け入れるのが難しいからなのか。。。

幼い時代を孤児院で過ごすことができても、ある程度の歳になればそこにはいられなくなり、また再び路上生活に舞い戻ってしまうという子どもたちも少なくないらしいです。

Knkは、敢えてその年齢の子たちの自立を目指して、
「若者の家」で衣食住を共にしながら
職業訓練などの技術指導を行なっています。

学校に通うか、施設のなかで職業訓練をするかは
本人が自由に選べるようになっているそうです。

見学させてもらった施設の中には、
絹織物、籐工芸、洋裁、コンピュータ教室、英語教室
などがありました。

絹織物の部屋。
PB170173.jpg

綺麗な模様の入った絹織物も作っています。
PB170179.jpg

ここでは、ミシンを使って小物入れなどを作っています。
PB170180.jpg

籐を一本一本きれいに削って。
PB170187.jpg

手作業で組み立て。
PB170186.jpg

いろいろな籐の家具が完成。
PB170183.jpg

できのよいものはフェアトレードを通じて、
日本でも売られているそうです。

また、職業訓練を受け、技術が認められた人には
その収益からお給料を受け取ることができるとか。

午後の時間に見学させてもらったのですが、
みんな一生懸命がんばっていました。



3人に2人が子ども(18歳以下)
と言われているカンボジア。

右を見ても左を見ても
本当に若い人が多いです。

ポル・ポト時代にたくさんの有能な人々が残虐され、
今は国を引っ張っていく年齢層が極端に少ないけれど、
10~20年後はと考えると…

ものすごく可能性を感じます!!!

若い人が多いので活気と勢いがものすごいです。

こんな今だからこそ、カンボジアの教育に力を入れ、
若い人たちに技術を伝えていくことが大事だと感じます。



カンボジアの来て1年と5ヶ月。

今だから感じます。
来たばかりのときは、カンボジアのことを
日本とは違う「他国」って思っていたなって。

最近、今更ながらカンボジアのことを
すごく身近に感じます。

なんなのでしょうね、この気持ち。

これが「情」ってやつですか?(笑)




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